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海水魚飼育における雑談12



13.2014年の採集


私は下手の横好きで,房総方面に海水魚採集に行くことがあります。4年ほどご無沙汰でしたが,2013年からボチボチと再開しました。

昨年は久しぶりだったこともあり,磯でも漁港でも網捌きがダメダメでチョウチョウウオ(ナミチョウ),フウライチョウ,トゲチョウの,所謂房総でのチョウチョウウオ御三家と呼ばれる種類しか採集できませんでした。主に漁港を廻ったのですが,アケボノは牡蠣殻がびっしりの所でしか見つけられず敗退。

去年の成果として120cm水槽にナミチョウ,トゲチョウが,90cm水槽にフウライチョウとナミチョウがいますので,今年の目標(というか持ち帰りできるもの)はアケボノとチョウハンが2匹まで,トゲチョウが1匹まで,所謂外房5種以外のものならばやはり各2匹までということになります。



そんな取らぬ狸の皮算用で迎えた2014年のシーズンですが,どうも黒潮の流れは悪くないのに磯や漁港に流れ着いてくる魚の数が少ないように思えました。

というのも漁港でも磯でもチョウチョウウオ御三家は見かけるのですが,7月終わりと8月初めに行った時も所謂豆チョウがほとんどおらず,ある程度大きくなった個体が殆どでした。

偶々私が見つけられなかっただけかと思ったのですが,房総半島に行かれている他の方の話を聞いても8月になってからは例年に比べ豆チョウが少なかったのは間違いないようです。

結局漁港巡り2回,磯遊び2回の計4回,外房及び南房に行った成果は表の通りです(私が見つけたものです)。



2014年採集シーズンで見つけた魚




このうち,採ろうと思って捕まえたのはチョウチョウウオの仲間以外では,7/26の透明なハギの仲間と,8/27のキヘリモンガラ,ヒゲダイ,カミナリベラだけで,さらに持ち帰ったのはフウライチョウ1匹,ナミチョウ1匹,トゲチョウ1匹,アケボノチョウ1匹,チョウハン1匹のみでした。まあ,一応当初の計画通りアケボノとチョウハンを捕まえる事が出来たので,個人的には満足のいくシーズンでした。

キヘリモンガラやハギの仲間,ヒゲダイは,現在の各水槽の混泳状態と水槽構築計画に基づいてリリースし,カミナリベラは小さい事と私の水槽は底砂を敷いていないため,2〜3cmの砂に潜るタイプのベラは可愛そうなのでリリースしました。それ以外には,捕まえてみようと食指が動いた魚はいませんでした。

個人的に残念なのは,漁港で小さなハタタテを1匹も見ることができなかったことです。ツノダシは10cmオーバーの個体を8/13に見ることができましたが,あれは今シーズンに流れ着いた個体ではないように思えます。



これで去年と今年採集した個体が死ななければ,来年はアケボノ,チョウハン各1匹(120cm水槽用),外房5種以外のチョウチョウウオの仲間(120cm,90cm水槽用),ハタタテぐらいしか持ち帰る事はできないため,年を追うごとにハードルが上がっていくのが辛いところです。漁港でセグロチョウが採れれば万々歳なのですが,さてどうなることやら。







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