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濾過とは




飼育の前に



サンゴ礁の魚を飼おうとして準備する前に,貴方の飼育方針を決めましょう。最初に考えなければならないことは,

@ハードコーラルやソフトコーラル等の無脊椎動物をメインとして,少量の魚を一緒に飼育するのか,

A魚を主体としライブロックや無脊椎動物は殆ど,または全く入れないで飼育するのか,

という点です。

無脊椎動物,特にハードコーラルを主体に飼育する場合と,魚を主体に飼育する場合では,海水性生物飼育で最も基礎且つ重要な濾過のシステムが異なります。

無脊椎主体での濾過と魚主体での濾過について,それぞれの主要なシステムを説明します。



無脊椎動物主体の濾過システム

魚主体の濾過システム


ホームアクアリウムで海水魚飼育が始まった1960年代に比べ,2010年代である現在は,海水魚及びサンゴ類の飼育技術が格段に進歩しました。しかし,魚に限って言えば理論面では1960年代とさほど変わっていないとも言えます。60年代にある程度完成した理論を一般のアクアリストがきちんと活用できるようになるまで,各種テスターやバクテリア製剤といった現在では必須の様々な周辺機器の登場が必要だったからです。

一方ハード,ソフト共にサンゴ類の飼育方法は,技術の進歩とインターネット普及による情報共有化によって僅か10年ちょっとで,周辺機器共々ある程度の完成を見せています。

今では水槽立上げ時にスターティングフィッシュを用いる方法でさえ時代遅れとなった感もありますが,私なりに1990年代には完成に至ったと考えている海水魚(onlyの)飼育の技術に関して,これから示そうと思います。





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