さて、「海水魚飼育における雑談42」にて第6次水槽構築計画の経過(9ヵ月目)をお伝えしましたが、今回は11ヶ月経過後の様子です。
先週、2015年の年末に60×45×45cm OF水槽に移動させたキヘリキンチャクダイを、メイン水槽に戻しました。これは当初の計算通り、メレディティエンゼルが約15〜16cmに、キヘリキンチャクダイが13〜14cmに、ホシゾラヤッコが12〜12.5cmになったため、これら3種類のヤッコの混泳が可能になったと判断したためです。
移した日から2〜3日間こそ、メレディティエンゼルが盛んにキヘリキンチャクダイを威嚇したり追い散らしたりしましたが、現在では概ね問題なく泳いでいます(メレディティエンゼルのお気に入りの場所にキヘリが近づいた場合は、今でも猛然と追い払いますが)。
何故かホシゾラヤッコに関しては、メレディティエンゼルにもキヘリキンチャクダイにもあまり相手にされていませんが、しばらくは3種共に喧嘩やストレスで体調を崩すことが無いか注視しなければなりません。
しかしこれでようやく、当初の計画通りキートドントプルス属3種の混泳が叶いました。結果からみれば、1か月ほど早くても問題なかったのでしょうが、当初の計画が無事達成できて一安心です。しかし予想以上に、60×45×45cm OF水槽に移したキヘリキンチャクダイの成長が遅かったです。やはり中型以上のヤッコを成長させたければ、最低でも90cm水槽が必要だという私の考えは間違っていないと感じました。
ヤッコに関しては、今のところこれ以上追加することは考えていません。まあゲニカントゥス属のヤッコは良い個体を見つければ入れるかもしれませんが、ポマカントゥス属やホラカントゥス属はもちろんのこと、アポレミクティス属やニシキヤッコ、ケントロピーゲ属のヤッコも入れることはないでしょう。
チョウチョウウオ類に関しては現在6匹が泳いでいるので、今後成長することを考えるとやはりこれ以上魚を増やそうとは思っていません。実を言うと、メイン水槽に6匹ものチョウチョウウオ類が泳いでいることは、この水槽を立ち上げて以来初めてのことなのです。
私はヤッコが好きなため、あくまでチョウチョウウオは比較的餌付けが楽で精神的にタフな魚を、脇役として泳がせていました。
したがってバーゲスバタフライやトゲチョウ、フウライチョウ、アケボノチョウ、セグロチョウ等が2〜3匹程度、というパターンが殆どだったのです。そのため、現状はチョウチョウウオが多すぎるようにも思えてしまいます。
次にベラの仲間ですが、今メイン水槽で泳いでいるのはクイーンコリスとホンソメワケベラだけですから、ボディアヌス属のベラあたりは追加しても良いかな、と思っています。
具体的には、キューバンホッグかスパニッシュホッグ、ヒオドシベラの状態が良くて10〜12cmぐらいの個体がいれば、おそらく購入するでしょう。
とりあえずメイン水槽の様子と、メレディティエンゼル、キヘリキンチャクダイ、ホシゾラヤッコの近況をお見せします。
メイン水槽と主な混泳メンバー
メレディティエンゼル(顔の部分にイエロースポットが出始めているのがわかると思います)
キヘリキンチャクダイ(体色と文様が成魚のものになっています)
ホシゾラヤッコ(だんだん青いスポットが目立たなくなってきました。メス化しているのかも)
とにかく、去年の8月から開始した第6次水槽構築計画も、ようやく混泳メンバーをほぼ固定するところまできました。
私の水槽構築計画の目的はあくまで、メレディティエンゼルをトップにしてキートドントプルス属のヤッコを混泳させることですので、これからはこの3匹を成長させ綺麗な成魚に仕上げていくことに注力しようと考えています。おそらく後1年ぐらいすれば、メレディティエンゼルのイエロースポットも雄成魚らしくなっていくでしょう。
最後に、ボスであるスクリブルドエンゼルが携帯を怖がって隠れていますが、90cmOF水槽の近況もどうぞ。