まずは本HPを今年もよろしくお願いいたします。
とは言っても,もうあまりネタが無いので今年の更新は結構間が空くと思います。
2015年最初の記事は,ちょっと硬いお話です。
私は英語が得意ではありませんが,まあ仕事柄読むだけは何とかできます。もちろん辞書を引きながら時間をかけてですけど。
昔から熱帯性海水魚に関する英語の書籍には,日本の書籍にはないような詳しい解説やまず入手できないような写真が載っている事も多く,情報収集という意味では大きなウエイトを占めていました。しかし昨今はインターネットを使って海外の情報も手軽に集められるようになったため,私もわざわざ書籍を求める事は少なくなっています。
私が好きなオーストラリアの魚に関してだけでも,地元オーストラリアのダビング関連を始めとする様々な関連HPにアップされている海中写真や動画は,数少ないクイーンズランドイエローテールエンゼルやバリナエンゼル,コンスピキュアスエンゼルが自然下で泳ぐ姿を見る事のできるチャンスなのです。
特にまさか無料でバリナエンゼルが泳ぐ姿を見ることができようとは,少し前まで思いもしませんでした。地元のダイバーでも潜ればいつも出会えるわけではないでしょうから,私が一度や二度海外旅行をしてダイビングしても見ることができるという保証はありません。そういう意味では,これらの動画サイトはとても貴重なものだと思っています。
さてこれらのサイトには,その魚の特徴やダイビング等での目撃情報から分布に関する情報も載っていたりします。このような情報は昔ならまず手に入れられないものでしたから,一時期かなり読み漁ったり見まくったりしたものです。
その際,一般的な英単語であれば辞書で調べて大体文脈と合わせることできちんとした日本語に訳せます。しかし日本語でも読み方に迷うような専門用語は,普通の辞書にはあまり詳しく出ていない場合もあります。
解剖学用語や医薬・生物学系の用語などが該当しますが,最近ではWebの辞書でもかなり詳しいものが出ており,大体インターネットでの検索で意味が分かるようになってきました。それでも一々別のタブで単語を検索するのは面倒なものです。
魚の場合,特にその各部位を表す単語が聞きなれないですから,以下に代表的なものを挙げておきます。英語の得意な人は,別に見る必要がないでしょうけど。
全長:total length
吻(口あるいはその周辺が前方へ突出している部分):proboscis
鰓 :gills
鰓蓋:operculum (gill cover)
前鰓蓋骨:preopercular bone
主鰓蓋骨:opercular bone
側線:lateral line
尾柄:peduncle (caudal peduncle)
背鰭:dorsal fin
胸鰭:pectoral fins (breast fin)
腹鰭:pelvic fins (ventral fins)
尻鰭:anal fin
尾鰭:caudal fin
棘条:spiny ray (of a fin)
軟条:soft ray (of a fin)
棘 :spine
これだけ分かっていれば,後は大して辞書を引かなくても英語のWeb頁での解説内容を理解できるでしょう。まあ私もなかなか覚えられなくて,メモ帳等ですぐに画面で見られるようにして英語のWeb page を眺めています。
この手の情報は,あまり英語の構文や時制を気にしなくて良いので,本当に中学レベルの英語で読めます。偶に間違っているな,という記載もあったりしますけど,そこは自分で裏付けを取るなりしましょう。